個人的雑感
最近個人的にホットな話題といえば、自民党憲法改正案を読む、南スーダンからの撤退、橋下徹前大阪府知事のツイッターを読むことです。
自民党憲法改正案ですが、アルバイトの職場の方が自民党憲法では人権が保障されてないと言っていたので嘘だろうと思ったことがきっかけです。
実際読んでみると勉強不足なこともあり、現実社会で起きる問題をシミュレートするのを難しく感じます。また、解釈論争も存在していますし、これを整理するのにも時間がかかりそうです。
いずれにせよ、一国民として意見を持てるレベルまで学ぶことが重要だと思います。
(人権が保障されていないとは聞き間違いだったのでしょうか。)
次に、南スーダンからの撤退ですが、理由として向こうで戦闘があったためと言われています。他国は増援を導入する動きを見せたが日本は撤退、これはおかしいではないかという話もあります。
確かに違和感を感じるといえば一応は感じますし、説明を明確に行うということも必要でしょうが、国会での野党のパフォーマンスに使用されている感じが否めません。大人気ない方達に質問にあい、安倍首相が不憫だと思いました。面白くないので淡々と攻めていくのがよろしいかと思います。
最後に、橋本徹前大阪府知事のツイッターですが、大学で学問をしつつ教授陣の政策に関するコメントを聞いている身としては、気をつけなければいけないと感じることが多いです。
私の大学は基本的に安倍政権の政策にダメ出しするスタンスの教授が多く、改善案とその遂行可能性について語る方を見たことがありません。そのような違和感を感じる中で、橋本氏のツイッター発言を読み、似たようなことを思ってらっしゃると知りました。
大学で学問をする身ゆえ、頭でっかちになってしまいますが、社会に出て人々のためになるよう行動するとなれば(つまり企業で働くことですが)実際の行動とそれに伴う結果の予測を行なっていく必要があるわけです。
批判するならば改善案とそれに伴う実行動が実際にできることが説明できる必要があります。
橋本氏は当然のことを言っているまでです。しかし、本当に勉強になりました。個人的には熱いです。
映画 シンドラーのリスト
シンドラーのリストのレビューです。
話をまとめると、
1.第二次大戦中のポーランドで、シンドラーというドイツの実業家が鍋工場を開きます。
2.一方で、ポーランドを侵略したナチスドイツ軍はユダヤ人の物品を奪い、奴隷にし、働けないものは殺します。
3.シンドラーはユダヤ人たちがそのような目に合うのを見て、自分の工場でユダヤ人を雇い、軍が殺せないように動きます。
4.結果、シンドラーは1100人ほどのユダヤ人を救いました。
以上です。
話としては普通です。(偉業ですが。)
しかし、ユダヤ人がどんなに辛かったのか、彼らは生き残るためにどんな手段を用いたのか、侵略されたポーランドを監督していた奴はどれほど冷酷だったか、などなど、映像を通して知ることができます。
この点を細部にわたって表現していることが見所です。
スティーブンスピルバーグ監督はジュラシックパークだけでなく、戦争映画も見事です。
尊敬します。
映画イミテーションゲーム
ベネディクトカンバーバッチ主演、イミテーションゲームのレビューです。
あらすじは以下です。
第二次大戦中にドイツ軍の暗号を解読するために、ケンブリッジ大学所属のアランチューリングが呼ばれた。
そこで、彼はドイツ軍の暗号機エニグマに対処できる機械を作った。
ここで、エニグマによる敵を苦戦させる仕組みです。
以下の記事を参考にしてます。
(http://www.hummingheads.co.jp/reports/series/ser01/110714.html)
1文字ごとにスクランブラーが別の文字へ10回変更します。
だからAと打っても受け手はUで取るかもしれません。
情報共有したいときのエニグマの使用方法。
まず、情報通信役全員にエニグマを配ります。
スクランブラーの並び順は全員共通にします。
打ちたい文を打つとスクランブラーを通して対応する記号に変換され、暗号として送られます。
暗号を自分のエニグマに打つと、元の文になります。
よって受け手がスクランブラーの順番を知らないと、暗号解読できません。
ドイツ軍は、このスクランブラーの順番を毎日変えるのです。
10回も変換された文字をどうやって元に戻すのか。
頭を抱えてしまいそうになります。
しかし、アランチューリングは違った。エニグマによる暗号を解読するために、クリストファーを作った。
これが本当にすごいのです。
以上、エニグマについて言及してきましたが、これを知らなくても楽しめる映画になっています。制作側の力量に感嘆しました。
以下、感想です。
天才は孤独だし理解されない。
だから理解できる人になりたい。
自分を天才と密かに思う方はこの映画を観て判断するのが良いかと思います。
私は明らかに理解する側でした。
映画 プレシャス について
グザヴィエドラン たかが世界の終わり
新宿武蔵野館でグザヴィエドラン監督作品、「たかが世界の終わり」を観ました。
この映画は自分で観てラストで「ほおーっ。」となるのが1番です。
大事なのでもう一度。
自分で観て「ほおーっ」となるのが1番です。
つまり、この映画の何がすごいのか自分でストンとくるのを楽しむ映画なのです。
しかし、この先を読むとちょっとその感覚が薄れるかもしれません。それでも良いならば。
この映画は、小説を読んでいるような感覚にさせます。
設定はわかりませんから、映画のセリフや表情で慎重に家族の構成と家族の間のパワーバランスを見つつ、話の展開を追う必要があります。
加えて、セリフを一つ一つ追っていると疑問が大量に沸き、展開と照らし合わせつつ疑問を取捨選択する必要もあります。
以下、軽く話の流れと家族構成についてまとめます。
主人公は家を十数年開けており、病気であることを言いにきたものの、接し方がわからず、さらに家族側も接し方がわからない状態で話が進み、主人公は病気であることが言えず、今住む場所に帰ります。
家族構成は妹、兄とその妻、母。お父さんは亡くなってます。兄は子供がいますが連れてきていません。
最後に。
人の意見や気持ちを聞き入れられない人は、家族を引き裂くのでしょうね。
たかが世界の終わり HP
http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/